たけたろパパ　よく遊び よく学ぶ

7月5日土曜日、高等部の卒業論文発表会を
聴きに行ってきました。
大学関係者の方が30人ほど、新聞関係の方もこられていたようです。

12年生は5人、発表のタイトルは以下の通りです。
※題目は正確でないのでご注意を。

・「鉄の歴史とたたらの技法」
・「印象派の音楽について」
・「天文学の歴史と人間の意識」
・「芭蕉布と沖縄の歴史」
・「ローソクと歴史と化学」

質疑応答も含めて1人1時間、半日がかりの発表でした。


発表の構成はだいたい揃えられていて、

　1) 主に歴史の観点など、文献で調べたことの説明
　2) 自ら体験したことの発表
　3) まとめとしての自分の意見
　4) 質疑応答

という流れでした。



特筆すべきは「体験」の部分です。
人の助けも借りますが、基本的に全て自分でやります。

・砂鉄を川や海から集めてきて、
　木炭で還元して鉄を作ってました！

・手作業で凹面鏡を作って（これ大変！）、
　望遠鏡（ニュートン式）を作ってました！

・ラードや櫨（はぜ）など、さまざまな
　材料から蝋燭を作ってました！

（事例が男子陣の発表に偏っていますが、
　理系人間ということでお許しを・・・）

どうやって作るか調べるのは、今時ですから
難しくないでしょう。

しかし！！

実際にそんな簡単にできるわけがなく、
試行錯誤の繰り返し、
様々な工夫や知恵が必要だった体験談を

生々しく

ユーモアも交えて発表してくれました。


多少荒削りな部分もありましたが、
変にきれいにまとまった発表よりも
生き生きとしていて、実に面白かったです。
発表も質疑応答も、"自分の言葉"で
話していたのが印象的でした。


私自身、寝不足な日が続いていたので
きちんと目を覚ましていられるか不安だったのですが、
なかなか眠らせてもらえませんでした（笑）


12年生のみなさん、お疲れさまでした。