創作物語 第54話 悪魔を追って昔のまちへ

たけたろ

2009年09月07日 00:00

よく晴れた日曜日。
子ども達を連れて、小金井公園に行ってきました。
小金井公園と言えば、江戸たてもの園に、ソリゲレンデですよね!
(ほかにもありますが…)

そんな晩のお話は・・・

9/6 日曜日 54作目

水の妖精の3兄弟が、森に遊びに行きます。
三男のKくんは、ママ妖精からもらった新しい帽子を
かぶってご機嫌です。

Kくんが一人で遊んでいると、
ふいに誰かに帽子をとりあげられます。
悪魔の子どものいたずらでした。
これいただき~と言って、悪魔の子は走り去っていきます。
Kくんは急いで追いかけます。
いくつも森を越えて追いかけ、遠くの森に来ます。
丘の上には長いトンネルのすべり台があり、
入り口にはロープが貼られて「立ち入り禁止」
と書かれています。

それは過去に戻れるタイムトンネル(*1)のすべり台でした。

悪魔の子はトンネルをすべっていきます。
Kくんは一瞬躊躇しましたが、続いてトンネルをすべります。

その頃、長男のSくんと次男のMくんはKくんを探しています。
なかなか見つからないので、Sくんは以前使った
「犬のお面」(*2)を家からとってきて、匂いでKくんを追いかけます。

途中でMくんがこっそりとおならをしたので、
匂いに敏感になっているSくんは、
勘弁してよ!とMくんに文句をいいます。

遠くの森まで追いかけてきて、タイムトンネルの
ロープが外されているのに気づいたSくん、Mくんは、
Kくんを追いかけてすべり台をすべっていきます。

Sくん、Mくんは、匂いを頼りに大きな丘の上にある
昔の町にやってきます。すると町の通りから、
Kくんがエンエン泣いている声が聞こえてきます。

急いでかけつけると、刀を持ったおじさんがKくんをにらんでいます。
悪魔の子が逃げながらぶつかったのに、
Kくんと間違われてしまったのです。

Sくんはおじさんに事情を説明して許してもらい、
3人で悪魔の子を追いかけます。
町の外に出てみると、丘をくだったずっと先に、
走って逃げていく悪魔の子の姿が見えます。
3人は近くにあったソリに飛び乗ると、
芝の斜面を急スピードで追いかけます。

追いついてきたところで、Sくんが吹き矢で一撃!
見事に悪魔の子のお尻に命中します。
悪魔の子は飛び上がった拍子に、
手に持っていた帽子を落としてしまいます。
Mくんが帽子を回収します。

3人は帽子を取り返したので、
それでよしとして帰ることにします。

2本あるトンネルのもう1本を使って未来に帰っていきます。
何回もトンネルを使ったとき、トンネルの出口に
大きな水たまりが不自然にできているのに気がつきます。

それがママ妖精の目印だと気づいた3人は、
もとの時代まで戻ったことがわかって
無事お空のおうちに帰っていきました―

 *1 第38話 続・パスタの世界大会
   http://taketaro.tamaliver.jp/e65277.html

 *2 第16話 お塩の兄弟を探せ
   http://taketaro.tamaliver.jp/e50646.html



ストーリーを考えている間に、次男坊が不意に
ぷぅ~~ っておならをしたので、
お話の中に追加してみました(笑)

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