創作物語 第46話 龍の宝物

たけたろ

2009年07月06日 00:00


昭和記念公園の子どもの森で遊んできましたので、
さまざまな遊具をネタにお話にしました。
ネタとしてはわかりやすかったですね。

7/5 日曜日 46作目

ある日、水の妖精の3兄弟の次男坊Mくんが、
「龍のすみか」が書いてある地図を手に入れます。
今では龍はいないけれど、龍の巣には宝物があると聞いて
3人で探検しに行くことにします。

それをこっそり聞きつけたバイ菌博士は、
宝物を奪って売れば、強力なロボットを作ることができると考え、
バイ菌軍団と一緒に3兄弟の後をつけていきます。

3兄弟が洞窟を抜けると、そこには地図に書かれたとおり
龍の石像がいくつも並んでいました。
この地図は本物だと、元気を出して探検を続けます。
ふわふわの白いきのこの丘を越えると、
らくだのこぶのような小山がたくさんある広い平原に出ます。
平原を歩いていると、突然あたり一面に濃い霧がただよいだし、
まわりが全く見えなくなります。

そこで三男坊のKくんが、新しいグッズ
「蜂の子サングラス」
をつけて、”ちょいワルKちゃん”に変身します。
蜂の子サングラスをつけると、濃い霧の中でも太陽の光を感じて
正しい方向がわかるのです。

平原を越えると龍の巣がある山が見えてきます。
Kくんが喜んで走っていくと、ネバネバした七色の網にひっかかります。
そこは巨大グモの巣だったのです。

しかしそこは次男坊のMくんが、得意のパンチで巨大グモを
一撃で倒してKくんを助け出します。

いよいよ洞窟に入ります。
洞窟の奥には広い空洞があり、そこには卵のような大きな丸い石が
あります。もしかしたら龍の卵の化石かもしれません。
でも、ほかには何もありません。

そこへバイ菌軍団を引き連れた博士がやってきます。
博士が化石を奪え!というので、Mくんが応戦します。
しかしバイ菌軍団の数が多すぎて、防ぐので手一杯になります。

すかさず、長男坊のSくんが得意の吹き矢を連射します。
針の先のお薬を塗った吹き矢で、次々にバイ菌たちをやっつけます。

配下のバイ菌軍団を倒された博士は、悔しがって
逃げ帰っていきます。

気づかない間に、卵のような大きな石はパックリと割れています。
中は空洞で何もありません。
本当に龍の卵だったのかもわかりません。
結局何も手に入れることはできませんでしたが、
面白い探検だったよねと言って、3兄弟は仲良く帰って行きました―




前回のリクエスト通り、バイ菌軍団を登場させてノルマ達成です。
”ちょいワルKちゃん”が、子ども達にうけていました。

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