創作物語 第28話 海風にあたると・・・

たけたろ

2009年03月25日 16:55

私の父がうちに遊びにくるとき、よく甘栗を買ってきてくれます。
そのせいか、子ども達の中では

 おじいちゃん=甘栗

の式ができあがってます。(笑)



日曜日、我が家にまた甘栗がやってきました。

甘栗が大好きな三男坊は、いつものように
口いっぱいにほうばりながら食べてました。
おまえはハムスターか!・・・って感じです(笑)


その姿を見て、なんか物語のアクセントに使えないかなぁと考えました。



3/22 日曜日 28作目

水の妖精の3兄弟が、海岸に遊びに来ています。

3人がそれぞれ分かれて遊んでいると、
長男のSくんのところに魚がやってきて、
ずっと沖にある島の近くで、巨大な生き物が暴れていると
知らせます。
Sくんは様子をみてくると置手紙を残し、その魚と一緒に島に向かいます。

島の近くで暴れていたのは、ロボットでした。
そう、バイ菌博士が作った新しいロボットです。
前回、炎の妖精にやられたため、今回は鉄製に戻っています。
さらに、炎の妖精がきても水中に逃げれるよう、
戦いの場所を沖合いに選んだのでした。

Sくんに気づいたロボットが向かってきます。
Sくんは魚に、弟達に連絡をとるようお願いします。

Sくんは海にもぐり、ロボットが海の中まで追ってくるのを確認して
空にまた逃げ戻り、海と空を行ったりきたり逃げ回ります。


魚が海岸にたどり着いたとき、三男のKくんは磯で
釣りごっこをしていました。
Kくんは魚の話を聞くと、灯台のしたで甘栗を食べながらくつろいでいた
次男のMくんに急いで知らせます。

Mくんは灯台にあがり、望遠鏡で沖のほうを確認します。
そして海から飛び出したり、また海に潜ったりをくり返している影を
発見します。

MくんはKくんに留守番しててと言い残すと、
灯台の照明にしがみついて一気に熱い蒸気に変身し、
Sくんのところへ急行します。

Sくんは追げ続けていましたが、次第に疲れてきて
とうとうロボットに追いつかれます。
バイ菌博士は喜んでロボットのパンチを繰り出しますが、
思ったようにロボットの手が動きません。
海水にぬれて風にさらされたせいで、表面の鉄が
さびついてしまったのです。
博士はあわててロボットのさびを落とそうとします。

そこへ、Mくんがすごいスピードでやってきます。
勢いあまって通過したMくんでしたが、引き返してきて
博士を海岸にむかって大きくはじき飛ばします。

Mくんの甘栗をほうばりながら望遠鏡をのぞいていたKくん、
パラシュートで降りてくる博士を見つけ、
リュックの中から「蜂の子パンツ」を取り出します。

ひと息ついていたバイ菌博士でしたが、
ブ~ンと飛んできたKくんを見つけて驚きます。
お菓子をネタにしてKくんと交渉しようとしますが、Kくんは
あっさり無視し、針でパラシュートに穴をあけてしまいます。

意気揚々と帰ってきたMくん、
自分の甘栗がほとんどなくなっていることに気がつきます。

振り向くと、ほっぺをいっぱいに膨らませたKくんが立ってました。
「ボク、知ラナイヨ~・・・」




そんなに早く錆びないだろ~、というツッコミは却下します。
物語だからいいのです!
子ども達はそこまでわからないからいいのです!

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