創作物語 第17話 森のおうち

たけたろ

2009年02月22日 20:00

自分で作った物語をブログに残しておくようになってから、
なんかブログの様子が変わってしまったような・・・

まぁ、1年以上もブログ続けていれば、
「抹茶ブーム」になったり「茂吉ブーム」になったり
いろいろありますよね。

ということで、めげずに続けます。
秘密のアジトの帰り道に考えた話です。


2/21 土曜日 17作目

水の妖精の3兄弟が、今日は森で遊んでいます。
三男坊のKくんが、友達のモグラくんの家に遊びに行って、
トンネルだらけの広い家を自慢されます。
ボクの家はもっと素敵だから今度遊びにおいでよ、
とKくんはモグラくんについ言ってしまいます。

Kくんはお兄ちゃん達に相談して、明日モグラくんが
遊びにくるので家をつくってほしいと頼みます。

長男のSくんと次男のMくんは、森の中を歩きまわり、
一本の大きな倒木を見つけます。
これで家をつくろうと決めた3兄弟は、
まずは倒木の中をせっせとくり抜き、
次に木の内側に土を塗りこんで固めました。

部屋や家具を作ろう、ということで、
Sくんは小枝や草花を、
Mくんは小川の小石を、
Kくんは木の実を、それぞれ集めに出かけます。

部屋ができてくると、だんだん嬉しくなっていろんな家具を作ります。
(でも、飾りの家具なので開けることはできません。)
ベッドをふかふかにするために、苔くんに来てもらいます。
すわり心地のいい椅子は、キノコくんを連れてきます。

次の日、モグラくんが遊びにきて素敵な家をみて感心しました。
でも、階段の先が行き止まりになってたりするので、
少し不思議に思ったようです。
最後にモグラくんは
「素敵なお家だったよ。だけど、なんでこの家の扉には
 取っ手がついていないのかなぁ?」
と言い残して帰っていきます。
次男のMくんはポツリと
「時間がなかったから・・・」
と。

おうちに帰った後、長男のSくんはママ妖精に報告します。
「やっぱり、こういうことは計画的にやらないといけないね♪」



長男坊は最後の台詞をきいて
いっぱい笑っていました。
何を題材にしてお話を作ったかわかったからです。

過去の日記をご参照くださいませ。

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