創作物語 第45話 双子のデン坊、ジー坊
2009年06月29日
晩御飯のあと、次男坊がおもむろにつぶやきました。
「そういえば最近、バイ菌博士が登場しないね。
きっと今度こそ負けないロボットを考えているのかなぁ～」
と・・・。
登場する頻度は高いはずですけど、
最近お話するペースが落ちていたからでしょうか？
でもね、毎回悩んでいるのはバイ菌博士ではなく、父親なんだよ・・・
6/28 日曜日 45作目
バイ菌博士が研究室で悩んでいます。どうやったら、
水の妖精の３兄弟にやられないロボットを作れるかと・・・。
そのとき博士に妙案が浮かびます。
ある日、水の妖精３兄弟のところに、初めて出会う
双子の兄弟がやってきます。兄のデン坊と弟のジー坊です。
２人はいつもケンカばかりしていますが、
一心同体で決して離れることはできません。
でも、２人の「デンジ力」はすごい力を持っていて、光や熱を生み出したり、
モーターの力に変わったりします。
２人はそれが大得意で、水の妖精たちを馬鹿にします。
どちらが偉いのかという理由で、すぐにケンカを始めますが・・・
そこへ空から爆弾が落ちてきます。
みんなはびっくりしてよけますが、次から次へと爆弾が落ちてきます。
よく見ると、高速の飛行機が空から爆弾を投下しています。
これが、バイ菌博士の考えた、接近戦に持ち込まない勝つ方法でした。
高速の飛行機には、蒸気に変身しても追いつけません。
そこへデン坊とジー坊がでてきて、電波発生装置を使って、
飛行機を操縦不能にしてみせるといいます。しかし、
肝心の電気がありません。でも、デン坊とジー坊が
自家製ミニ発電機を持ってきていたので、炎の妖精が３兄弟を加熱し
蒸気に変身した３兄弟がタービンを回して電気を起こします。
するとデン坊とジー坊は作られた電気をもらって、電磁波アタックで
飛行機を攻撃します。
電波にやられた博士の飛行機は、操縦不能になって墜落します。
パラシュートで落ちてきた博士を、Ｍくんが得意のパンチで
はるかかなたに打ち返しました。
デン坊とジー坊は水の妖精３兄弟を見直し、
すっかり仲良くなりました―
子ども達はバイ菌博士と戦う話が好きなので、喜んでました。
次男坊は続けて
「そういえば、最近バイ菌軍団がでてこないねぇ♪」
と・・・。
ママさんからは、「ずいぶんと路線戻したねぇ・・・」
と指摘を・・・。
以前から考えていた「電気」をネタにしたからですが、
やっぱり難しくて説明っぽいところが増えちゃいましたね
ヾ(_ _。)ハンセイ…
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